◆ パート1 ◆
RedHat6.1Jのインストールと、JREの設定、ユーザの作成/環境変数が正しく出来たら、今度は、Oracle8.1.7のインストールを実行します。
◆ Oracle8.1.7のダウンロード ◆
今回使用するソフトは、OTNからダウンロードしてきます。 始めての方は、事前にユーザー登録が必要となります。
その後、左側のリンク「ソフトウェア(評価版など)」からダウンロードページに飛んでいきます。 今回ダウンロードするファイルは、
Oracle8i
Enterprise Edition for Linux R8.1.7
トライアル版
です。
分割ファイルダウンロードより、全てのファイルをダウンロードしてきます。
◆ Oracle8.1.7の解凍 ◆
ダウンロードが正しく終わると、817linux-trial.sh が存在しているはずです。
まずは、このシェルを実行します。
(この作業以降は、先ほど作成したOracleユーザーで実行します)
#csh
817linux-trial.sh
そうすると、817linux-trial.tar.gz
が作成されるはずです。
Tips
該当コマンドが上手く実行できない場合は、各ファイルのパーミッションを確認してみてください
chmod 777 817* で817で始まるファイルのセキュリティーを開放することが出来ます
その後、
#tar xvfz 817linux-trial.tar.gz
で、ソフトの解凍を実行します。
解凍が正しく終了すると、Disk1ディレクトリが作成されます。 ・・・・@
◆ 環境変数の設定 ◆
さて、これでソフトの準備が終了です。
今度は、Oracle817のインストール準備します。
準備としては、.bashrcファイルの設定をします。
#cd ・・・.bashrcファイルはホームディレクトリに存在
#ls
-al ・・・.basrhcファイルの存在確認
#vi .bashrc ・・・viエディターを起動します
編集例
if
[ -f /etc/bashrc ]; then
. /etc/bashrc
fi
umask 022 ・・・ここから新規に記述します
export ORACLE_OWNER=$USER
export
ORACLE_BASE=/home/ora817/8i/u01/app/oracle
export
ORACLE_HOME=$ORACLE_BASE/product/8.1.7
export ORACLE_SID=orcl
export
ORA_NLS33=$ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data
export
ORACLE_TERM=vt100
export ORACLE_DOC=$ORACLE_HOME/doc
export
PATH=$PATH:$ORACLE_HOME/bin
export (ここは、一行で記述してください↓) LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH
export
ULIMIT=`ulimit`
export NLS_LANG='japanese_japan.ja16euc'
export
JAVA_HOME=/usr/local/jdk1.2.2 ← JREのパスを指定
export
TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin
環境変数の説明は、ここを参照してください。
正しく、編集できたら設定内容を有効にします。
#source
.bashrc
では、Oracle817をインストールしましょう。
まずは、先ほどのディレクトリ@に移動します。
ここには、「runInstaller」が存在しています。
このファイルがインストーラーを起動します。
#./runInstaller
◆ インストーラーが文字化けする時は ◆
もし、インストーラーが文字化けしている用であれば、事前に
#export
LC_ALL=C
を実行しておいてください。
この事は、Oracle 8i の Java インストーラは半角かたかなを使用しています。
よって、半角かたかなのフォントを持たない Red Hat Linux では文字が表示されません。英語モードでインストールを行ってください。
英語モードでのインストール
以下のようにして環境変数を変更し、runIns.sh を実行してください。
Java インストーラの表示が英語になります。
Red Hat Linux 6.1 の場合
#export LC_ALL=C
Red Hat Linux 6.2 の場合
#export LANG=C
◆ ちょっと一言 ◆
@.orainstRoot.shの実行
インストーラー(java)が進んでいくと
「rootで、orainstRoot.shを実行せよ」と子画面が
英語で出てきます。
この時、別なターミナルを開いてroot権限のユーザーで
接続してください。
その後、指定されているシェルを実行します。
例)
1.ターミナルを起動する
2.root権限で接続し直す
su - その後、rootのパスワードを入力する
3.指定されているディレクトリ($ORACLE_HOME)に移動する
4.orainstRoot.shの実行
./orainstRoot.sh
5.その後インストーラー画面に戻り”Retry”ボタンをクリック
A.Language Selection
更にインストールが進みAdvilable Product Compnentsの
設定箇所で右上の Product Langeagesをクリックし
使用する言語を設定します。
子画面が出てきて左に”AvailableLanguages:”
右に”SelectionLanguages:”と出てきます。
Selected Languagesの欄にEnglishとJapaneseが
表示されるように選択してください
B.インストール終了時
製品のインストールが終了する直前に
子画面が出てきて”Setup Privileges”と表示がされます。
上記@と同様にroot権限で接続しroot.shを実行してください。
例)
1.ターミナルを起動する
2.root権限で接続し直す
su - その後、rootのパスワードを入力する
3.指定されているディレクトリ($ORACLE_HOME)に移動する
4.root.shの実行
./root.sh
|